11月21日に、今年度の保全区域における、藻場保全活動の4回目のモニタリング調査を実施しました。天気は晴れ、早朝6時30から、保全区域①③⑧⑨⑩⑪⑮の7ヵ所において目視と水中撮影、藻の種類、生息状況の確認を行いました。また、今年のヒジキの採取を今日から開始しました。特に芽ヒジキとして食用に生産します。
区域①(こもがくし)
水温:18.4度 水深2m
種類:ガラモ、ヒジキ、アナアオサ
母藻、スポアバックの状況:良好
長さ:ヒジキ70cm ガラモ1.0m アナアオサ
被度:ヒジキ5、ガラモ3
底質区分:小石
スポアバックではかなりヒジキが成長しています。

区域③(赤石)
水温:17.8度 水深2m
種類:ガラモ、ヒジキ
母藻、スポアバックの状況:良好
長さ:ヒジキ30cm
被度:ヒジキ2
底質区分:砂
ブロック基質からの発芽は確認できませんでしたが、周辺でヒジキが育っていました。

区域⑧(ビヤクビ)
水温:17.7度 水深1m
種類:ヒジキ
長さ:ヒジキ30cm
被度:ヒジキ2
底質区分:砂
ここはヒジキ場ですが、30cmほどのヒジキが確認できました。

区域⑨(津波東)
水温:17.8度 水深0.5m
種類:ガラモ、ヒジキ
長さ:ヒジキ45cm ガラモ1.1m
被度:ヒジキ3、ガラモ3
底質区分:砂
ここでは、食用に収穫できるヒジキがかなり育っています。

区域⑩(津波南)
水温:17.9度 水深0.5m
種類:ガラモ、ヒジキ、ウキウチワ、マクサ
長さ:ヒジキ30cm ガラモ0.5m
被度:ヒジキ3 ガラモ3
底質区分:砂
ここでは、ヒジキの他にも多くの海草類が確認できました。

区域⑪(ジネンゴ)
水温:17.9度 水深0.5m
種類:ガラモ、ヒジキ、ウキウチワ、クロメ、ノコギリモク
母藻、スポアバックの状況:良好
長さ:ヒジキ30cm ガラモ0.8m
被度:ヒジキ5 ガラモ5
底質区分:砂
ここでも、ヒジキの他にも多くの海草類が確認できました。

区域⑮(蛙石)
水温:17.9度 水深0.5m
種類:ガラモ、ヒジキ
母藻、スポアバックの状況:良好
長さ:ヒジキ30cm ガラモ1.0m
被度:ヒジキ2 ガラモ2
底質区分:砂
スポアバックからの発芽は、確認できませんでしたが、周辺ではかなりの長さのヒジキが生育していました。

ヒジキに関しては、全ての区域で生息が確認できましたが、区域によって成長の差が極端なようです。
潮の流れや、水深等が関係しているようです。
今後も引き続きモニタリングを継続していきます。