2008年のアマモ播種・移植会

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アマモ播種・移植会を開催しました。

2008年10月19日早朝、上島町生名島蛙石海岸にて、アマモの播種・移植を行いました。漁業者やその家族、愛媛県職員、愛媛漁連、上島町職員、生名小学校、アミタ研究員、岩城島生名島以外の人の参加も含めて、約50人の参加者で行いました。今年度のアマモイベントは、いずれの日も晴れで、予定通りに行われました。皆様ありがとうございました。

 

今年の播種・移植法は?

今年度のアマモ播種・移植は、ポット播種粘土団子播種プラスチックマット移植の3種類の方法を試しました。いずれの方法においても、その資材は生分解性のものを使用しているため、環境への影響は小さいと考えています。ポット播種については、前年度と同じように生分解性ポットを利用して、アマモの種子を植える方法です。この生分解性ポットは、グリーンサポートさんに提供していただきました。

粘土団子播種プラスチックマット法については、愛媛県栽培資源研究所の 平田主任研究員の指導のもとに行われました。アマモの種や苗は波によって流れやすく、その場所に固定させるのは非常に難しいのですが、この方法を使うと、 固定する効果が高いとのことでした。プラスチックのマットは、堅く、一見分解しないように見えますが、3年程で分解してしまうとのことでした。来年の春に は、一面のアマモが生えていることを期待しましょう!

 

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手際良く作業は終了!

当初は、7時開始、8時終了の予定でしたが、参加者の皆さんの手際が良いのか?前日の準備が万全だったのか?7時20分には全ての作業が終わりました。終了後、希望者にはアマモの種を配布しました。おうちで育ててもらって、来春移植してもらおうと考えています。

 

アマモ場は、やっぱり「海のゆりかご」

ア マモ播種・移植会に続いて、7時半から、子供さんには好評な?アマモ場、磯場の生きもの調査を、アミタ研究員を中心に行いました。磯場を廻ると、タコやウ ニ、タチガイ、マテガイなどがいました。アマモ場には、カサゴ、ハゲ(カワハギ)などの稚魚がいました。漁師さんたちにとっては、あたりまえのものでも、 いざ、調査してみると、アマモ場の生物の豊かさが実感できます。

→アマモ保全活動特集ページは、こちら

→アマモ移植会のお知らせ

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