9月18日に、今年度の保全区域における、藻場保全活動の2回目のモニタリング調査を実施しました。天気は晴れ、15時頃から3時間かけて、目視と水中撮影、藻の種類、生息状況の確認を行いました。
今回は、愛媛県立伯方高校の生徒さん2名と先生1名も活動に参加頂きました。(12月実施のモニタリング調査にも参加予定です。)ありがとうございます!
打ち合わせの後、船に乗っていざ出発です。今回は7ヵ所を重点的に調査します。


まずは①の区域です。まずは網で海藻の様子を探ってみます。少し水が濁っていてわかりにくいですが、基質の状況も良好です。基質周辺で10cm程度のヒジキが確認できました。ヒジキの他にもミル、ノコギリモク、カバノリが生えていました。
水温25度
次は③の区域です。ここは、もともとヒジキの少ない区域ですが、基質周辺では15cm程度のヒジキが生えているのが確認できました。
水温25度
⑧の区域では、ヒジキ以外にも、クロメ、マクサ、ウキウチワの生息を確認しました。
水温25度
⑨の区域は、ミルとヒジキが確認できました。
水温25度
⑩の区域は、一面にヒジキが生息していました。生息する藻の種類も多く、クロメ、ミル、マクサ、アナアオサ、ノコギリモク、ヒジキが確認できました。
水温24.9度
⑪の区域です。水中で見ると鮮やかに見えます。ミル、マクサ、ノコギリモク、ヒジキが確認できました。
水温24.9度
最後は⑮の区域です。ここではカバノリの生息が確認できました。
水温24.8度
今回の調査では、基質を設置した周辺で、ヒジキがすべての区域に生息していることが確認できました。新芽と思われるヒジキの体長は15cm程度になっています。
また、8月20日の調査と比較すると特に区域⑩において生息範囲が多くなっていました。海域(区域)よって成長の差がみられ、⑩は生育の条件の良い場所と思われます。
生息する藻の種類も区域によって異なっていることが確認できました。
今後も引き続き、モニタリングを進めていきます。
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