8月30日に藻場のモニタリングを行いました。
保全区域①②⑤⑥⑦⑧⑨⑩をまわり、藻場の(ヒジキ)状況を目視確認しました。保護区域①⑤⑥⑩については昨年度の基質(母藻)状況と比較調査を行いました。また、保護区域②⑦⑧⑨については、今年投入した生分解性バック(母藻)状況も確認しました。まとめとしては以下のとおりです。
保護区域⑧ 昨年との比較(左:今年度、右:昨年度)
- 全ての海域で場所によって生長に格差はあるが確認できる。
- 例年と同様南向きの岩場は少し生長が良く、岩場も泥が無く環境が良い。
- ヒジキの生息帯に(陸側)岩ガキの繁殖が多く確認できる。
- ヒジキの生息帯としては、陸側の繁殖が減少ぎみで(昨年と同様)生息帯の帯が狭くなっている。
- 全体としては昨年より広範囲に繁殖、生長も良く継続してモニタリングの必要がある。
- 昨年と比較して水温が高いので今後の生育状況の継続的把握が重要である。
保護区域⑥ 昨年との比較(左:今年度、右:昨年度)
保護区域⑦ 昨年との比較(左:今年度、右:昨年度)保護区域⑧ 昨年との比較(左:今年度、右:昨年度)
また、昨年度との水温比較は以下の表のとおりです。
水温比較
日付、場所 | ① | ② | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ |
23年8月27日 | 26度 | 28.5度 | 26度 | 26.5度 | 26.2度 | 26.2度 | 26.2度 | 26.2度 |
24年8月30日 | 27度 | 27度 | 27.5度 | 28.0度 | 27.5度 | 27.0度 | 28.0度 | 28.0度 |