アサリ資源の復活に向けて

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 岩城島、生名島の海岸では、「昔アサリがたくさん取れた。」という話を漁師さんからよく聞きます。
しかし、ここ最近はアサリがほとんどいなくなっており、昨年の調査でも、ほとんどアサリは発見できませんでした。アサリ資源の復活方法をいろいろ調べていると、伯方島栽培技術開発センターがアサリの人工ふ化の研究を行っていると聞き、早速お話を聞きに行ってきました。主任技術開発員の兼松さんと、技術開発員の山田さんにアサリの資源管理について説明いただきました。

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 ここでは、アサリの人工ふ化について研究しており、アサリ資源の復活の取り組みについてもいろいろと情報交換が出来ました。「アサリが住み着くには砂の粒が1ミリから2ミリが最適。」、「潮がよどむと腐汚が着き呼吸が出来なくなるので、立入禁止区域を設置しネットを張りプランクトンが付着するようにするのがよい。」等、今後の取り組みの参考になる意見をいただきました。また、ここの人工ふ化施設では、5月に人口孵化を開始して、7月から8月ごろまでに10ミリ~20ミリの稚貝を供給できるようです。

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今後は、いただいたご意見や情報を参考にしながら、また、技術協力をいただきながらアサリ資源の回復に取り組んでいきたいと思います。

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