農林水産省の広報誌aff(あふ)2010年9月号の「特集 生物多様性」で岩城生名での藻場保全活動が、豊かな藻場の再生に向けた取り組み事例として紹介されました。
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1009/spe1_04.html
8月28日9:00から昨年度と今年度に投入したガラモ場およびアマモ場の基質の潜水調査および、保全区域のモニタリングを行いました。今回は調査場所も多いことから、A,B,Cの3つの班に分かれて調査をしました。 A班としては、昨年度(21.7.23)設置した基質ユニット①③⑪⑮の16基並びにヒジキスポアバック各2個×4=8個と今年度(22.3.6)に設置したガラモスポアバック①③⑪⑮9個×4=36個と、今年度(22.7.24)設置した基質ユニット①10基を潜水による設置状況の調査、藻類の採取、記録を行いました。
★活動区域①は、岩場にヒジキ1cm~2cmが確認できました。また周囲には5種類の藻類があり、ガラモ類被度5、ヒジキ母藻被度0でした。スポアバックも確認できました。
★活動区域③では、基質にはカキがついていたものの、ヒジキや海藻は確認できませんでした。周囲では3種類の藻類を確認し、ガラモ類被度3、スポアバックも確認できました。
★活動区域⑪では、岩場にヒジキ(1cm~2cm)が確認できました。また基質はブイがなくなっていたので新たに設置し、適度の場所に移動しました。周囲には5種類藻類がみられ、スポアバックも確認できました。
★活動区域⑮では、岩場にヒジキ(1cm~2cm)が確認できました。しかし、基質ではヒジキの生息は確認できませんでした。周囲にはガラモを確認しました。スポアバックは確認できませんでした。