3月6日11時30分より、今年度の環境・生態系保全活動報告会を行いました。その後12時より愛媛県藻場づくり活動地域協議会を開催しました。25名(うち県関係者3名、町関係者6名)の皆様に参加いただき、報告会では、H21年度活動報告並びに会計報告を行い、22年度活動計画並びに収支計画について検討を行いました。愛媛県藻場づくり活動地域協議会では、環境・生態系保全活動事業の概要と藻場の現状について説明いただき、来年度以降の事業の方向性について検討しました。

岩城生名地区漁業振興長期計画推進委員会の様子
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 地域協議会の様子
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 ガラモ母藻スポアバックの制作を終えてすぐに、保全区域10ヵ所(①③⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑮)にガラモ母藻スポアバックの設置を行いました。総勢16名で船に乗り、船上から1ヵ所につき9個づつガラモ母藻スポアバックを設置します。雨も降り続いており、寒い中でしたが、時間通りに設置できました。

保全区域① 水温11度
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保全区域③ 水温11度
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保全区域⑤ 水温11度
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保全区域⑥ 水温11度
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保全区域⑦ 水温11度
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保全区域⑧ 水温11度
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保全区域⑨ 水温11度
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保全区域⑩ 水温11度
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保全区域⑪ 水温11度
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保全区域⑮ 水温11度
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 3月6日9時より、5日に採取したガラモ母藻を用いてスポアバックを制作しました。生憎の雨模様でしたが、16名の方にお集まりいただき、分担して作業を進めました。全部で90個作ります。これらは保全区域に9個ずつ10ヵ所に投入します。

まずは、重りとなるブロックにロープをつけて、船に運びます。
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スポアバックに母藻と浮きとなる発泡スチロールを入れていきます。
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皆さんの協力もあり、予定した時間内に90個制作が終わりました。この後、制作した母藻スポアバックを保全区域に投入しました。

3月5日、朝7:00より、6日の母藻スポアバック制作、設置のための保全区域①⑦⑧で母藻採取を行いました。明日は90個のスポアバックを制作するので、大量の母藻が必要です。天気は曇りでしたが暖かく、漁業者さんの協力もあり、2時間程度で採取を終了できました。

保全区域①(水温11度)
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保全区域⑦(水温11度)
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保全区域⑧(水温11度)
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基質に生えていたヒジキの成長も確認できました。明日はスポアバックの制作・投入を行います。

 2月2日に各活動区域5ヶ所(①③⑦⑪⑮)をモニタリングしました。当初計画していた2月20日の予定を繰り上げして実施しました。この時期は特にヒジキの最盛期であり生息状況を入念に確認しました。委員4名にて活動区域の海草類を採取し写真撮影を行いました。

朝6時に集合して、モニタリングの打合せを行いました。今回は委員4名で調査を行います。
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区域①
水温10.0度
スポアバックおよび基質を目視にて確認しました。
ヒジキは100cmほどに成長しています。
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区域③
水温10.0度
50cmほどに成長したヒジキや、アカモク、ウミウチワが確認できました。
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区域⑦
水温10.0度
ここでは、50センチほどに成長したヒジキの他、ワカメ(10cm)、アラメが確認できました。
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区域⑪
水温10.0度
50cmほどに成長したヒジキ、ワカメ(30cm)、アラメ(20cm)が確認できました。
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区域⑮
水温10.0度
50cmほどに成長したヒジキが確認できました。
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今年度のモニタリングは今回で終了です。モニタリング結果として、ヒジキについては、すべての調査区域にて順調に生育(天然)していることが確認できました。今年度の結果も参考にしながら、今後増殖場を図るため母藻の採取時期、基質の構造、設置場所(水深)等を考慮し次年度の計画をたてる必要があります。特に12/6基質ユニットでのヒジキの生育が確認できた活動区域①については、増殖場として最適と思われます。